スティーヴン・メリロは、1957年12月23日ニューヨーク州ポート･チェスター（ニューヨーク市の北東の約55km、ロング・アイランドの対岸の町）に生まれ、ボストン音楽院を卒業後、コロンビア大学から修士号を受けました。今までに交響曲や協奏曲を含む900曲近い作品を書いていて、映画やテレビ番組の為の作品も多く、自分自身の「STORMWORKS」という出版社も持っています。

　ではその出版社名にもなっている「STORMWORKS」というものを説明したいと思います。

「７時間にも及ぶ連作作曲群「STORMWORKS」はこの作品によって一応の結末を見た。しかし、これは新たな始まりである。」

とメリロは語っています。メリロの作品は、人生・人間といった哲学に基づいています。その哲学とは「人生は試練と挫折、そしてそれに伴う苦痛、先の見えない間で満たされている。しかし、これらの闘争には人生の障害を越えた完全なる勝利が約束されている。」というものです。彼はその過程を「STORM」という単語に託して作品をいくつも書き続けました。

「STORM」に関する作品は必然的につながりをもち、メリロ自身はこの作品群を「STORMWORKS」と呼んでいます。

では、彼（STORMWORKS）が世に送り出したCDの数々をご紹介していきたいと思います。（私の曲を聞いた感想みたいなものです。）