ハンス・ジマー
 ドイツ出身。彼は70年代「ザ・バグルス」というバンドでキーボードをやってましたが、ひょんなことから映画音楽に目覚め作曲を開始します。
彼の音楽の持ち味は、エレクトロニック系プログラミングにフルオーケストラを融合させるという壮大なサウンド作りが中心。しかもカッコ良いメロディと美しいメロディをうまく使い分ける天才でもあります。誰でも知っている「バックドラフト」のテーマ(料理の鉄人のテーマ)を書いたのもこの人。もはやRCに限らず、単独で作曲活動をすることもしばしば。


私が自信を持ってお勧めする作品の数々です。評価は「★」の数が多いほど高いです。5つが最高。

ラスト・サムライ(2003) ★★★★
演奏:ハリウッド・スタジオ交響楽団 指揮:ブレイク・ニーリー
 琴・和太鼓・尺八などをふんだんに使った武士の魂を表現したジマー久々の大作。2003年にエドワード・ズウィック監督の下、トム・クルーズ、真田広之、渡辺謙、小雪など豪華キャストで演出された映画「ラスト・サムライ」。音楽がジマーに決まった当初から期待していましたが、出来上がったものを聞いてみると新発見が多く、いろいろ考えさせれました。「へぇ〜、ジマーが日本的音楽を書くとこうなるのか。」と、こんな感じで。武士道の熱い、熱い魂がジマー節によって見事ここに表現されています。こんなにも壮大なテーマはやっぱりこの人にしか書けません!映画を見た人も見てない人にもこのアルバムは聞く価値アリです!

グラディエーター(2000) ★★★★★
共作:リサ・ジェラルド
 巷ではジマーの駄作とも言われていますが、私はこういうダイナミックな音楽は好きです。とにかく熱い!キレの良い音楽!ローマが舞台というだけあってそういう系のメロディが中心。約10分にも及ぶ壮大なスコア「the BATTLE」は一番のお勧め。オーケストラが限界まで爆音を出す、すごくカッコ良い曲。金管楽器が鳴りに鳴りまくっています。リモート・コントロール所属のリサ・ジェラルドとの共作音楽も収録してあります。アルバム全曲「見事!」としか言い様がありません!

ミッション・インポッシブル2(2000) ★★★
演奏:メディア・ヴェンチャーズ
 監督が前作のブライアン・デ・パルマからジョン・ウーに代わった映画。サスペンス色からアクション色へと変わったため音楽も全体的にアクションスコアが中心です。あの有名なテーマ音楽はジマーによってロック調に生まれ変わりました。今回のスコアはオーケストラ・サウンドは使わず、バンド形式によって作られました。いつものジマー節は薄れていますが、そこはサウンドのカッコ良さでカヴァーしています。演奏はリモート・コントロールの皆さんで、ジマーもキーボードとして参加しています。

ライオン・キング(1994) ★★★★★
歌:エルトン・ジョン
 ジマーがディズニー映画を担当した中でも一番輝いている作品がこのライオン・キングでしょう。アカデミー賞も受賞しましたし。歌以外のほとんどの作品を彼が手がけています。特にシンバ(主人公)が追われるところで流れる曲はアクション映画の音楽としても使えそうなほど、熱い音楽になっています。「歌しか知らないよ」って言う人は一度、スコアのほうも聞いてみてください。燃えますよ。