吹奏楽初めての人に分かりやすく説明したいと思います。
議題はズバリ「吹奏楽とは何なのか!!」です・・・。
その壱:ブラスバンドと吹奏楽の違い。 |
よく吹奏楽の事を「ブラバン」と呼ぶ人がいます。ブラバンとはブラスバンドの事ですが、「ブラスバンド=吹奏楽」という定義はあまり適切ではないようです。諸外国では、ブラスバンド(Brass
Band)とは「英国式の金管バンド」を指すことになっています。日本でも、本来の意味での「ブラスバンド」の活動をしている人もいます。なので、吹奏楽は吹奏楽と呼んだほうが良いでしょう。
ちなみに「吹奏楽」の英訳は、"Wind orchestra"や"Symphonic band"、"Wind band"、"concert band"などがありますが、単に"band"と言って吹奏楽を指すことも多いです。 |
その弐:楽器編成について。 |
俗に吹奏楽は弦楽器を抜いた木管楽器、金管楽器、打楽器で構成されるといいますが、実はコントラバスも吹奏楽の仲間入りをしています。あと楽器構成ですが、木管楽器は【ピッコロ・フルート・クラリネット・オーボエ・バスーン(ファゴット)・サキソフォーン】。金管楽器は【ホルン・トランペット・トロンボーン・ユーフォニアム・テューバ】。打楽器は【ティンパニ・スネアドラム・バスドラム・シンバル・タンバリン・トライアングル・グロッケンシュピール・マリンバ・ヴィブラフォン・ゴング・チャイム・その他ラテン楽器・ピアノ】などで構成されています。ハープやチェレスタ(一応打楽器の仲間)も曲によって加わります。 |
その参:吹奏楽で出来る、様々なジャンルについて |
吹奏楽の特徴の一つに「色々なジャンルの曲を演奏できる」ことがあります。オーケストラの曲を編曲したクラシック作品、吹奏楽のために作曲された吹奏楽オリジナル作品、J-POPやジャズ、演歌、民謡……と、様々なジャンルの曲が吹奏楽に編曲されています。そのため、吹奏楽の演奏会は、色々なジャンルの曲が聴けてとても楽しいものです。
オーケストラをやっている人の中には、こうした吹奏楽の他ジャンル性が理解できないという人もいます。「オケ曲を吹奏楽でやるなんて」という考えの人がいるのも事実です。しかし、オーケストラと吹奏楽はそもそも形態がまるで違い、吹奏楽には吹奏楽独自の文化があります。吹奏楽活動にあたっては、色々なジャンルの曲をやった方が、それだけ楽しみが広がるので、色々なジャンルの曲に挑戦してみるべきではないでしょうか。(ただし、原曲が吹奏楽でない曲をやる時は、原曲の雰囲気を尊重するなど配慮も必要でしょう) |