僕の所属する千葉県船橋市にある吹奏楽団「船橋吹奏楽団(通称:船吹)」は、2005年8月18日〜24日まで姉妹都市であるデンマーク王国のオーデンセへと演奏旅行に行ってきました。船吹初の海外プロジェクトの報告やフリータイムに歩き回ったオーデンセやコペンハーゲンの街並みを写真とともにご紹介していきます。前半はハードな練習及び本番、後半は観光がメインでした。まずは旅の目的の舞台となるオーデンセ市。コペンハーゲンの空港から約110`離れています。バスで2時間。意外と遠いオーデンセ。バスが街に着くとそこはヨーロッパの風景。ここではフリータイムで撮影した風景をメインにお送りしていきます。

 

DANHOSTEL ODENSE CITY
ユースホステルの玄関
遠くから見たユースホステル
 オーデンセに滞在している間はずっとこのユースホステルにいました。こじんまりとしている割に入り口に全てカードリーダーが設置され、ちょっと近未来風でした。玄関にもカードリーダーがあるので夜訪れるお客さんは入れないっていう仕組みです。受付嬢は20時ごろに帰ってしまうためです。勿論僕らも同様にカードを忘れると大変なことになります。ドアをガンガン叩いて気づいてもらうしか・・・。  2日目の夜ぐらいから「船吹喫煙隊(別名:もくもく隊)」の前身はここの玄関にたまるようになりました。隊長は夜遅くまでいませんでしたが、隊員は眠くなるまでここにいました。食堂の隣にある地下室には「船吹飲兵衛」の集団がいつもたむろっていました。限界を超えた方たちは途中脱落していました。たいてい最後まで残るメンバーは決まっているように見えましたが・・・。  ちと遠くから眺めたホテルの風景です。手前に見えるのはデンマークへ着いてはじめて驚いた「自転車専用道路」。歩行者専用だと思って突っ立っていると死を見ます。皆さんビュンビュン飛ばして走ってきますから。正面はホテルですがそのすぐ隣にあるのはオーデンセの駅ビルです。中にはたくさんのお店がありました。映画館もあるんですよ。その駅ビルの雑貨屋さんでオーデンセ市ガイドブックを買いましたが、全210ページぐらいで40Kr.(¥800)です。日本だったら¥3,000はします。驚きの安さでした。
レンタサイクル
デンマーク博物館
王様公園(入り口)
 デンマークは自転車の使用率が高いです。そのため専用道路があるわけです。この建物は自転車を貸し出すところ「レンタサイクル」です。滞在中は誰か借りたのでしょうか?でも誰も乗っていなかったところを見ると借りなかったのかな。結構高いお値段で貸し出してくれるようです。(ん?どこかで見たことある人が映ってますね?)  デンマーク博物館に行きたかった〜。でも休業日でした。でも記念に1枚撮りました。この建物は駅を越えていった先にありました。  「レンタサイクル」のちょうど真向かいにこの銅像のたつ「王様(王立)公園」があります。ホテルを出て、練習に向かうときよくこの公園内を歩いていきました。左奥に見える建物は「オーデンセ城」です。遠くから見ても近くから見てもちっともお城に見えなかったですね。単なる金持ちの豪邸って感じで。ホワイトハウスみたいな。
オーデンセ駅構内:@.電車
オーデンセ駅構内:A.広告
アンデルセンの街
 これはオーデンセ駅構内から撮った電車の写真です。日本の新幹線サイズの電車がこっちでは普通みたいです。中はまさに特急並み。これが普通電車とは驚きです。電車の正面は真っ黒いゴムで覆われていて正面衝突をしても衝撃を少しでも減らすような努力が見られます。ここが日本と違うところのひとつかな。  プラットホームで見つけた映画「THE ISLAND」と「コカ・コーラ:ライム」の広告。日本ではまず見られないと思ったので撮ってきました。コカ・コーラのライム味は実際飲んでみましたが、あんまり美味くはなかったです・・・。デンマークの人は炭酸飲料をこよなく愛するようで、お店に行くとたくさんの炭酸飲料がおいてあります。パッケージだけで「これは炭酸は入ってないだろう」と思い込んで買ってしまうものほど炭酸飲料だったりするのです。  ここは商店街。あちこちに飲食店がありました。建物との間にぶら下がっている幕には日本語で「アンデルセンの街」と書いてありました。この商店街は店が閉まっても人は絶えませんでした。
アンデルセン博物館
アンデルセン・幼少期の家:正面
アンデルセン・幼少期の家:玄関
 アンデルセン博物館にはアンデルセンの生い立ちが非常に分かりやすく紹介されています。「History of H.C.Andersen」という短編映画や日本語が話せるガイドさんがいたりと。博物館には訪問者ノートがあってその中には船吹専用ページもありました。みんなびっしりとコメント書いてたなぁ。上の写真は博物館の外側。外から見るとなんら変わらない家なのですが、中から見ると上手く繋がって出来ている博物館なのです。  なかなか見つからないと言われて非常に探しまくったのがこの「アンデルセン幼少期の家」です。地図を見ても全然場所の見当がつかなくって苦労しました。見た目は上から押しつぶされているような感じです。  

 そしてこれが玄関に書かれていたもの。「H.C.Andersen」とかなんとか・・・。この記念の家はもう観光客の名所になっていたんですね。

 

   
 オーデンセ郵便局:玄関
 オーデンセ郵便局:ポスト
オーデンセ郵便局:裏口 

 自分の職業柄、どうしても行きたかったのが郵便局です。外国の郵便局ってどんな感じなんだろうと思い、そして日本と違うところを詳しく知りたくて。見た目はすごくヨーロッパ風でした。街中で郵便局員を見ましたが、日本と全然違いました。オーデンセの場合は、自転車で配達してました。前に一つ、後ろに二つ茶色のカバンをぶら下げてました。コペンハーゲンの場合は、自転車なんだろうけど前輪が二つあって後輪が一つ。前輪二つの上に大きなかごが設置されていてその中に郵便物が入っていました。そしてそのかごは木の壁で覆われていてぶつかっても大丈夫な感じを受けました。

 ポストは全世界共通なんですかね〜。このとおり真っ赤です。形はまる〜く作られています。日本みたいに角ばった四角ではないようです。こっちの形のほうが好みです。  ここは裏口でしょうかね。おそらく集配所ではないかと。ここから郵便をつんだ配達員たちが出局していくのでしょうか。僕の局でもこんな感じだったのでそんなことを思いながら一枚撮りました。
   
アンデルセン公園:周り
アンデルセン公園:川のほとりの子連れ鴨
アンデルセン公園:アンデルセンの銅像
 オーデンセ街から少し離れたところにあるのがこの癒しのアンデルセン公園。空気も緑も美しく何もいうことはありません。このように日本人観光客も訪れます。  公園内にある川にはたくさんの動物が生息しています。僕が見つけたのは鴨の親子。水の中では気持ちよさそうに、ほとりでは親子が語り合っているようでした。  みんなが愛する偉大なアンデルセン。彼の銅像は公園を全て見渡しているかのように建てられています。
アンデルセン公園:船吹飲兵衛隊
アンデルセン公園:「撮る人は撮られる人」
 香港ハウス
 アンデルセン公園を散歩しているととある日本人観光客を発見しました。彼らは会社帰りの飲み仲間という感じでした。すでにワイン2本を空けていてご機嫌な様子。その日はこのあとバーに行って飲みなおしたそうです。  撮られる人というのは勿論ですが、撮る人もたまには前者に入るというのがこの写真です。よいタイミングで面白い絵が撮れました。勿論メインの方々は飲兵衛隊の皆さんです!  アンデルセン公園と幼少期の家を後にし、そろそろお腹もすいてきたなというわけで入ったのがこのお店「Hong Kong House」。ちょっと連日パンばかりの生活に飽きてきたのでたまにはチャーハンでもと思ったのが理由。それが大いなる間違いであった。見た目は中華料理だが味は・・・・。この店はどうやら「デンマーク風中華」の店でした。ピラフ風チャーハンやスパゲティ風焼きそば、イカの入ってないイカリング、見た目はヨーグルトで間違えて食べちゃったドレッシングとか、いかがわしい料理ばかりでした。ウーロン茶を注文すればジャスミン茶が出てくる始末・・・。まぁ、よい経験として受け止めておきましょう。

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 こんな感じでオーデンセを過ごしていました。とにかく見るもの聞くものが多くて常に驚いては感動している有様でした。また行きたくなるのは当然でしょう!!