作曲者(映画の特徴)について
 フォーエヴァーでやめておけばいいものを調子に乗って4作目を作ってしまったシュマッカー監督。ワーナーから大量の製作資金を得た監督が次の悪役の選んだのはシュワちゃん!これが失敗への道でした。愛想をつかしたティム・バートンも今回は完全に降板。バットマン制作に意欲ゼロベクトル。音楽もまたまたゴールデンサール・・・。どうないするんや、ワーナーよ!

 


 

作品(楽曲)の考察
@.ゴールデンサールはサボりすぎ

 ↑はどういうことなのかお話します。音楽を任されたゴールデンサールは続編への意欲はあったと思います。しかし彼が持ってきた音楽は前作の使い回しでした。今回はスコアアルバムを作りませんでした。何故なら曲が前作と全く同じだからです。悪役で使っていたはずのテーマ曲は今回新しく登場したシュワちゃんのテーマにそのまんま使っているのです。「キャラが違うんだからテーマも違うやつにしろ!」と思うのは僕だけではないはず。メインテーマもエルフマンのときのようにグレードアップどころか、ランクダウン。救いようの無いくらいです。とまぁこんな感じで続編を任されたゴールデンサールとシュマッカー監督は調子に乗っていたという訳です。

★手抜きなスコアとなってしまったバットマン&ロビン 試聴

A.総合
 この作品に関しては何を書いて良いのか分からないくらいのダメダメ作なので、ここで閉めたいと思います。とにかくゴールデンサールが真剣に作曲したのはフォーエヴァーだけで、ロビンは全く改良もせず、野放し状態。映画完成間近にちょこっとアレンジしただけ程度の仕事だけで高額を得た不届き者です。完成した映画があまりにも不評に終わった為、ワーナーはこの先シュマッカー監督が手がける予定だったいくつかのバットマンシリーズ全ての契約を破棄しました。そしてシュマッカー監督の目論見はこの作品で幕を閉じると共に、第2期バットマンの時代は終わりを告げたのです。そして第3期バットマンシリーズが動き出しました。それは・・・。