クラウス・バデルト
 クラウス・バデルトはハンス・ジマーに誘われ、「REMOTE CONTROL」に参加しました。
所属したては、ジマーのアシスタント的存在で彼の作った音楽の編曲、指揮などを担当していました。やがてバデルト自身も作曲するようになり、2002年公開の映画「タイムマシン」で単独デビュー。
 その豊かな創造力が買われ、2003年の映画「パイレーツ・オブ・カリビアン」で大ブレイクを果たしました。まだまだ若いバデルト。その彼にたくさんの期待がかかっているのは確かです。(私も大注目!)


私が自信を持ってお勧めする作品の数々です。評価は「★」の数が多いほど高いです。5つが最高。

タイムマシン(2002) ★★★★
演奏:ハリウッド・スタジオ交響楽団
 バデルトの単独デビュー作。曲調はハンス・ジマーの影響を受けてか、似ている大いに部分もあるが、彼独特のサウンドも随所に聞かれます。形式は、オーケストラとコーラスが中心で一部分にプログラミングされたリズムも登場します。(この辺がジマーに似ています)映画では主人公が自ら発明したタイムマシンに乗って色々な所へ行くため、音楽も様々ものが登場します。民族音楽や都会的な音楽などバデルトの創造力と工夫が聞くことができます。「GODSPEED」という名の曲も登場します。吹奏楽曲の「GODSPEED」とはまったく違う感動的作品になっています。
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パイレーツ・オブ・カリビアン(2003) ★★★★★
演奏:ハリウッド・スタジオ交響楽団 プロデュース:ハンス・ジマー
 「アルマゲドン」、「パール・ハーバー」など大作をこの世に送り出し続けているヒットメーカー、「ジェリー・ブラッカイマー」製作、ディズニー配給、「ザ・リング」の監督:ゴア・ヴァービンスキーによって作られた2003年夏の超大作映画「パイレーツ・オブ・カリビアン」。その音楽は誰になるのかと当初問題になっていましたが、アラン・シルヴェストリ(バック・トゥ・ザ・フューチャー)⇒ハンス・ジマー⇒クラウス・バデルトに落ち着きました。しかしバデルトに与えられた作曲期間はなんと2ヶ月。その為にメディア・ヴェンチャーズ総動員で彼を支えました。追加音楽をリモート・コントロール7人で担当し、ハンス・ジマーがその統括をしました。メイン作曲はバデルトが担当しました。サウンド作りはいかにもジマー節というかRC風というか、そんな感じですが、私はバデルトの苦労の賜物であると思っています。メインテーマは重厚で「ザ・ロック」的サウンドです。フルオーケストラとプログラミング形式で作曲された本作は、メディア・ヴェンチャーズの入魂の作品であると言えるでしょう。これは聞き応え満点!吹奏楽曲にもアレンジされて楽譜も出版されています。お勧めです。一度聞いてみてください。
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エクイリブリウム(邦題:リベリオン 2003) ★★★★★
 バデルトが「パイレーツ・オブ・カリビアン」の音楽を担当する傍ら、同時に手がけていたのがこの作品です。製作:ヤン・デ・ボン(スピード、トゥーム・レイダー2の監督)、監督:カート・ヴィマー(本作デビュー)、出演:クリスチャン・ベール(サラマンダー、バットマン5)、ショーン・ビーン(ロード・オブ・ザ・リング)等によって製作された映画「エクイリブリウム」。バデルトは「パイレーツ・オブ・カリビアン」でフルオーケストラを使用していたが、この作品ではエレクトロニック系プログラミングのみで作曲しました。少し「パイレーツ・オブ・カリビアン」に似通うところもありますが、これはこれで熱い曲です。ちなみに国内版サウンドトラックはリリースされていません。